ニコ割アンケートを利用した私的録音録画に関する実態調査について
上記の実態調査アンケートを読んだ感想を。
「アンケート」というものの問題点を3つ挙げておく。
1:サンプルの性質が偏る問題
2:アンケートの項目には必ず出題者の意向が含まれる問題
3:アンケートを数値処理する際に、項目間の関係性が失われる問題
1は仕方ないとして、個人的には2に注目したい。(3の問題もあるが、個人的には、そのロジックを見抜けない人が議論の椅子に座ってはいけないと思う)
JEITAの中の人が手練れだったら、同じニコ割アンケートで私的録音録画補償金制度イラネという結論に導ける。具体的には、いくつかの準備質問を実施した後、私的録音録画補償金に相当する出費を「いつ、誰が」支払うべきか、という質問をぶつければよい。
上記だけでは卑怯なんで、一応個人の立場と見解を述べておく。
・ユーザー個人としての立場・意見は、下記の通り、どちらかというとJEITA側に近い。
・仕事(職業)の立場的な意味では無関心。この問題がどっちに転ぼうが仕事の増減は考えづらい。
・ヘビーユーザーに見せかけたライトユーザー
(音楽とか版権アニメに興味薄めだが薄いとは言わない。ニコニコはプレミアムユーザー。おいしくいただいているコンテンツは主にボカロと萌えもん)
・音楽データの一次コピー先は自分のPC。
・音楽データの二次コピー先はNASまたはセカンドPC。目的はバックアップあるいはデータ移行であり、用途およびユーザーの変更はない。
・音楽の携帯機器は iPod Shuffleを持ってるが、iTunesが使いにくいのでお蔵入り。ケータイで音楽を聴くという発想はなく、写真をとる発想もこないだの機種変更で捨てた。
・現在の形での私的録音録画補償金については反対。
・相応の補償金を「コンテンツ販売時に」上乗せしてくれれば喜んで支払いたい。
<ニコ割への回答をここで実施してみる>
# 質問文は適当にはしょってます。ちゃんと読みたいひとはリンクから飛んでください。
(私的録音実態調査)
Q1: 録音に主に利用するデジタル機器
3.(パソコンの)ハードディスク
Q6: デジタル録音をする理由
1. ディスクに傷をつけないため(実際のところ、ディスクのセットや片付けがめんどいから)
Q15:保存されている曲数
4. 100〜300曲(295曲。内訳:X61sに20曲、NASに275曲。まじめに重複排除するともう数曲減る予感。実際、最初は753曲とか出てきたが、iTunesが二重化していた&余計なシステムファイルを数えていた)
Q16:PC録音した音楽をさらにコピーする場所
7.パソコンのみ(他の機器・媒体にはコピーしない)(もちろん、自分の持ち物の範囲内で、パソコン→NAS、パソコン→パソコン、NAS→パソコンのコピーは実施する@バックアップ目的。iPod Shuffleが現役なら、3.携帯音楽プレイヤー(携帯電話を含む)にコピー、と言えたのだが)
(私的録画実態調査)
Q1: 録画に主に利用するデジタル機器
1.DVDレコーダー(HDD内蔵)
Q2: HDD内蔵の場合のディスク容量
2.101〜300GB(160GB)
Q5: 最近1年間に何本録画しましたか?
4. 100〜300本(4本×52週=208本と仮定。実際はもう少し少ない)
(私的録音録画補償金制度調査)
Q1: 補償金の支払い必要性
1.知っている
Q2: 現状の私的録音録画補償金制度
1.知っている
Q4: 固定ストレージに私的録音録画補償金を適用すべきか
3.適用すべきでない(コンテンツ販売段階で金をとれ、地上波放送は補償金の分も含めて広告主から金をとれ。嫌なら有料放送のみにしたら? という主張)
……で、レポートからは読み取れなかったんだけど、この質問「どういう順番で実施した」んだろう?