初めての開発プロジェクトが、本日、私の手を離れた。
駆け出しの組み込みプログラマである私にとって、技術的に非常に難しい問題が多く、それらの難題に一つ一つ立ち向かいながら、手探りの仕事を続けていた。
どの問題も、原因を究明してしまえばありがちなミスであったりするのだが、そのミスに気がつくまでにとんでもない遠回りをすることや、バグの修正が新たなバグを呼ぶなどのモグラたたき状態を繰り返すなど、自らがいまだプログラマー初心者の域をとうてい出ていないことを、一年半かけて思い知らされることとなった。
実のところ、開発期間の見積もりは一年。本来は今年の5月末に一段落させ、手離れしていなければならなかったはずの仕事である。
要するに、実力不足を半年という期間で埋めた、ということになる。もちろん日進月歩の勢いで成長してはいるのだが、活躍するために必要な実力の大きさに愕然とさせられたのもまた事実。
さらに言えば、会社に大きな迷惑をかけてきたことも、半年という期間の長さにプレッシャーをかけていた。5月に手離れすることを仮定して、部署移動を伴い4月にアサインされていた新規プロジェクトは結局私抜きで実施され、この半年くらいは事実上の穀潰し状態。
かと言って、私の担当する範囲を知っていたメンバーも、4月に別プロジェクトへアサインされていたため、担当を降りることも許されていなかった。
私も前プロジェクトのメンバーも新プロジェクトのメンバーも、全員が苦しい半年間であった。
それゆえ、今日という日を迎えることができたことは喜ばしい。プロジェクトに関する反省点など、見つけるまでもなく山積みではあるが、今日だけは山積みの反省点を見ることなく、プロジェクトの担当完遂をただ喜びたい。
……マスターアップしても、良いですか?
・本日の体重 68.6kg
・本日の歩数計 8286歩-5.6Ex, 合計11199歩 寄り道が効いている。