靖国参拝

小泉がまたやりました。
「どうせいつ参拝しても批判されるんだから、一番参拝したい日に参拝したいよね」という理由。参拝しない、という選択肢がないのが小泉流か。
まあ、内外からいろいろと言われているのはともかくとして、私が言いたいのはただ一つ。

マスゴミうぜぇ。

もちろん、国営放送を含んでのお話。
あなたがたが無駄にあおり立てるから中国や韓国が変な反応するんだよと。
東京裁判を信じているわけではないが、A級戦犯に参拝しないためにB/C級戦犯に参拝できない、というのは間違っているし、もとが宗教ごとなのだから分祀など不可能だし。
それに、小泉自身が「平和のため、二度と戦争を起こさない誓いを立てるために参拝している」旨の発言をしている(この点において、イラク派兵は責められるべき事柄ではあるがそれは別件なので横に置いておく)。

で、マスコミはなぜ無駄に大げさに騒ぎ立てるのか。
どうして、特定アジア諸国に付け入る隙を与えるのか。
どうして、宗教的に不可能なことを可能と判断させるのか。
そこをぜひ説明して欲しい。

なお、私は今回の小泉参拝については、「歴史問題は外交カードになり得ない」ことを証明するという一点において絶大な効果を発揮していると考え、次代の首相にもぜひ続けて欲しいと考えている。
政教分離の問題はあるのだろうが、裁判で決着は付いていない(大阪高裁の判例? 東京高裁の判例を忘れてもらっては困る)。

私は、中国や韓国と政治的に冷え切っても、正直かまわないと思っている。政治がどれだけ冷え込もうが、経済的・文化的に関係が切れることなどありえないのだから、いずれは政治的にも危機感だけで対話を進めなければならないときが必ず来る。

で、マスメディアよ。
あなたがたは、この臨時ニュースのために、どれだけの費用と人数をかけて、どれくらいの番組をつぶしたのか。
私の目には、問題を無駄に大きくするために、多大なコストを無駄につぎ込んでいるようにしか見えない。

まさか、S学会が靖国という宗教法人を叩くために、中国と韓国を利用しているわけではないよね?
そんな穿った見方が出来るくらい、今回の大げさな報道には何者かの大きな意思を感じざるを得ない。

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コメント / トラックバック6件

  1. あえて匿名 より:

    日本には国営放送は無いのですよ
    N○Kのことをいってるならそれは違いますよ
    N○Kは視聴者からの視聴料で運営されているので国営ではありません
    国営は国が税金で運営するものですから
    ですからN○Kはどこにも偏らない放送をしなければならないのですが、現実は国営放送っぽいですね
    マスコミが何処もおかしいのはいまさらですけどね

  2. 菅野たくみ より:

    >匿名さま
    皮肉にマジレス返されても困るわけですが(汗

    というわけで、念のため放送法を調べてみました。(日本ひきこもり協会と同じ略称を持つ某協会についての規定は放送法の第7条〜第50条までのようです。そこから先は放送大学……すげぇ。)

    放送法第32条の1 協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。ただし、放送の受信を目的としない受信設備又はラジオ放送(音声その他の音響を送る放送であつて、テレビジョン放送及び多重放送に該当しないものをいう。)若しくは多重放送に限り受信することのできる受信設備のみを設置した者については、この限りでない。

    これだけ見ると、テレビを持っているだけで契約を結ばなければならないことになります(よくある、「リモコンで1ch・3ch(関東の場合)のボタンつぶしてるから受信料払わないよ」というのが詭弁に過ぎないことをはっきりと表しています)。
    実際この法律の拘束力がどれくらいかは分かりませんが、皮肉として言われてもいいくらいには、国と法律の力を借りてるとは思います。

  3. オジャ より:

    歴史の真実ってのが今の日本には伝わっていないからねえ。
    GHQの仕業だか日本のマスコミのせいだか(多分こっちが真実)戦争を巡る世界情勢とか何にも言われてない。
    日本政府が韓国の奴隷開放政策したこととかちゃんと知ってる人は、一体今の日本に何人いるのだろうか。

    言いたい事は腐るほどあるが、取り合えず日本のマスコミはマジうぜえ。

  4. 菅野たくみ より:

    >オジャ先生
    歴史の真実をどう解釈するかというのも非常に難しい問題ではあるし、どれがよい・悪いでもないんだよね。
    奴隷解放・文字教育・公共工事なんかは朝鮮半島の経済力を高めるためにやっていたけれど、その本心は『中国対策の壁が欲しい』だったみたいだし。
    それに、日本がやってきた侵略戦争そのものでさえ、当時の国際法から見ると違法かどうかは微妙(真珠湾攻撃は完全に違法。けど、あれも電報打つのが遅かったという情けない内部事情が真実だし……)。
    東京裁判でさえ、A級戦犯は「平和に対する罪」、B/C級戦犯は「人道に対する罪」という、「後付の法律」で裁かれたとされている(このエントリーで私が東京裁判を信用していないとしている根拠)。

    良いこと、悪いことなんて視点によって変わるわけで、その視点を提供するマスコミが大げさな批判報道一辺倒では、マインドコントロール仕掛けてると思われてもおかしくはない。

    というわけで、マスゴミうぜぇに同意してくれてありがとう。マスメディアも、大局的な視点で物事を眺めさせてくれるならうれしいんだけどねぇ。

  5. より:

    「マスゴミ」という言葉に自分が気付いたのは新潟中越地震
    結構意外なきっかけ?
    (「とき325号 神話」でぐぐればでてくるかも?

    結構本気で「アルジャジーラ」のような放送局を作って欲しいんだよね…
    (客観的な事実のみ報道する、アルカ○ダやイラク戦争で有名に
    (客観的がゆえ、テロの声明も情報として流している
    (これには一考すべきであるが、事実の報道として見るならば問題はないだろう
    これがマスコミの究極形なのかもしれない

    今回の靖国参拝も結構ステキな引用があったな
    「昭和天皇のメモ」が引用としてあった新聞多数
    あれはまだ疑惑の域でしかないのに、本当のように書くなと
    (あのメモは4ページあって、報道されているのは3ページ目のみ
    (残り3ページを公開すれば昭和天皇の物ではないと断言できると言われている
    (紛らわしい3ページ目だけ読んでマインドコントロール、いつもの手法デスネ
    疑惑でしかない物を根拠に使うあたり、どうウリナラ思想と違うのかを小一時間問いt(ry

    ttp://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/766862.html
    靖国に関してはこんな調査結果もあったり
    情報を知るのは大切なことですよ、うん

    最後に、マスゴミには同意

  6. 菅野たくみ より:

    >☆さん
    >新潟中越地震
    ……あったね、そんな事件も。あれは人間として最悪な報道だった。避難のための生活用品を横取りしたり、冷えて食べられなくなった食べ物を移して「食事は足りているようです」とか、当時もかなり叩かれていた記憶がある。

    >アルジャジーラ
    この報道局、テロ寄りというわけではなかったのね。他のマスメディアがアンチテロだからテロ寄りに見えてしまっただけか。まだ私も、マスコミ洗脳あるなぁ……。

    >昭和天皇メモ
    それは初耳。つか、それって大事件じゃね?

    >リンク先
    ネットとか、フィルタの掛からない情報収集手段が増えると、マスコミが実はマスゴミだったというのがよく解るようになるね、ネットワーク万歳♪

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