領土問題

日本の漁船がロシアの領海内で密漁していたところ、ロシアの国境警備局が威嚇射撃を誤射、乗組員を銃で殺したというニュース。
ロシア側は日本の管理責任であるとし、日本側はロシアの責任としている。

最初耳にしたときに、日本の対応がおかしいと思い調べてみたら。
……海域は北方領土。

北方領土問題でとうとう人死にが出ましたか。
こう考えてみると、改めて日本の領土問題の危うさが浮き彫りにされる。
今回人死にが出た、北方領土(日本⇔ロシア)。
海底油田問題が発覚した、尖閣諸島(日本⇔中国・台湾)。
領土問題とは違うけど、沖の鳥島(日本⇔海洋法)。
そして、言わずもがな、竹島(日本⇔韓国)。

日本の抱える国際問題は、どれも一筋縄ではいかないものばかりだ。ほとんどすべての隣国と紛争の種を抱えているところに、何も考えずに仲良くしろ、というのもなかなか難しいものだとは思う。
これらの国家それぞれに対して、結びつきは非常に強いというのはすでに常識ではあるが、実は対立も強いものがある、ということを今回改めて思い知らされた。

弱気ではダメ、強気一辺倒でもダメ。
これからの政治は、今まで以上に微妙なバランス感覚のもとに運営されていかなければならないと痛感するものである。

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