ノーブレス・オブリージュ?

昨日から今日にかけて、2chの某板でクールビズに関して叩き合いをやってきた。
そのとき、叩いてる相手が一語一句揚げ足取りながら、やたらと「ノーブレス・オブリージュ」という概念を主張してきたり、科学万能主義を振りかざしていたりしたので、頭痛くて降りた。

で、ノーブレス・オブリージュという言葉について調べてみた。
ノーブレス・オブリージュに関するノート
株式会社ノブレス・オブリージュ

身分の高いものはそれに応じて果たさなければならない社会的責任がある、という意味のフランス語なんだとか。
これを見てふと思った。

身分、って何だよ。
えらそーだな、をい。
と。

企業の社長か何かも講演で使っている言葉みたいで、社会のためにできることをやろう、なんていう言い方で使ってるけど、自分が「上の立場にいる」ことを「自覚して」、「社会規範のために」必要な「責務を果たせ」……お前何様だよ、と言いたくなった。

ただの公僕(=首相)、ただのサービス提供者(=大企業の社長)に、「上の立場」だなんておこがましい。
上じゃなくて下ですよ、というのが正しい考え方じゃないの、と思って、どこかで見た記憶のあるこの考え方を検索してみた。
岩村克己の軌跡「組織図」
本当に必要な概念はこっちだと確信する。

ノーブレス・オブリージュなぞいらないから、ノーブレス(貴族、エリート)などという概念は捨ててしまえ。
自分を上に見るための概念があるからこそノーブレス・マラードを含めた「選民意識」がでてくるのだ。

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コメント / トラックバック2件

  1. mk8426 より:

    「身分」と考えるから腹が立つわけで、「社会的地位」と置き換えてみましょうや。
    もともとこの言葉自体封建時代のもののはずですし、そのくらいのアレンジは必須なのではないでしょうか?

  2. 菅野たくみ より:

    ……実は元々の煽り合いでは、そう置き換えたものに対して腹を立てていたのです。「社会的地位」という言葉が胡散臭く、かつ強制的に感じたのが煽り合いのスタートでした。

    普段なら見て即座に忘れる程度のことではあったんですが、なんでかみついたのか、自分でもよくわからないのが、まだまだ子供だなと今になって自嘲しています。

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